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 管理人の独り言 《第222話》 



    マージャンと向き合う(その7)





 ある日の定例会のある半荘戦のことです。


 その時点で3,000点程沈んでいました。

 せめて配給原点には戻さなければいけません。



 ドラは です。


 配牌は ・・・・・


 おあつらえ向きの萬子混一色狙いの並びです。

 しかもこの時点で が2枚ありました ~(^◇^)/ 

 最早狙うしかありません。


 その後のツモにも恵まれ、着々と混一色に向かっていきます。

 そうして他の人の河を見いてると ・・・・・

 対面の方も混一色を狙っているようでした。


 やがて対面が上家から出た をチーしました。

 最早索子の混一色狙いは明白です。

 対面の方は第73、102代役満成就者である堀内さんでした。


 堀内さんは直近では大四喜を成就しています。

 この時は3副露(フーロ)していました。

 つまり堀内さんは一度決めたら徹底して貫いていく将風の持ち主なのです。


 ということはただの混一色ではないでしょう。

 最低でも役牌 ・・・ それどころかドラを含ませているかもしれません。

 そうなるとおいそれと場に が出てくることはないでしょう。


 とすれば只管 をツモることに賭けるしかありません。

 果たしてこの後私も をチーして の シャボ待ちで聴牌しました。


 しかし ・ ・ ・ ・ ・


   はともかく が出てくることはまずないでしょう。

 あとは兎に角索子を引かないようにと祈るだけです。

 対面はツモる度に小刻みに配を入れ替えています。

 アガれる確率の高い牌を選んでいるのでしょうか。

 緊張が高まっていきます。


 と、それから2巡した時でした。




 対面から が ・・・・・・ !?




 一瞬状況が理解できませんでしたが、すぐ我に返り、





  ロ ン !





  中・混一色・ドラ3でハネ満でした。


  恐らくは苦渋の選択だったのでしょう。


  これがマージャンなのです。



  このあと堀内さんは 『覚えてろ〜』 と笑いながら言っていました ・・・・・




  でもまさかこのあと ・・・・・






  このあとの半荘戦のある局のことでした。

  ドラは


  10巡目位に下家の親からリーチが掛かりました。

  自分の手牌では最早アガれそうもないことから、オリることにしました。

  リーチ者の捨牌などを見ながら、現物重視で切っていきました。

  他の2名も ・・・・・ いや1名の方は時々厳しい牌を切っています。


  私はというと只管現物主義に徹してしましたが、だんだん手持ちの現物も

  厳しくなってきました。

  やがてあと1枚を残して現物牌が全てなくなりました。

  その最後の現物牌とは  ・ ・ ・ ・   でした。


  ドラです。

  現物とはいえドラです。

  しかし背に腹は代えられません。

  やおら を河に捨てた時でした






  ロ ン !






  私の上家の方からその声は聞こえました。


  万事休すです ・・・・・・・




  再度、上家の方に目を向けると ・・・・・・・・





  そこには満面の笑みを浮かべた堀内さんがいらっしゃいました。


  中・ドラ3で満貫です。




  こんなことがあるんですよね ・ ・ ・ ・ ・ 


  これもマージャンなんですよね ・ ・ ・ ・ ・


  今日もマージャンに魅了されました。






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