“あれ”で・・・・・
“あれ”で・・・・・。
“あれ”で四人で・・・・・。
“あれ”で一日中、一晩中・・・・・。
て、別に変な妄想をしているわけではありませんよ。
“あれ”とは“アレ”です。
黙ってボタンを押すと、洗牌してちゃんと積んでくれる、あの“全自動マージャン卓”のことです。
今でこそ全自動卓はメジャーなものになりましたが、私が学生の頃はまだ存在してませんでした。
ですので、全て自分たちの手で洗牌して積んでいったものです。
『“洗牌”して素早く積めるようになったら一人前だ!!』、なんて豪語していた先輩もいたので、
早く綺麗に牌を積むことが出来るように、結構神経を使ったものでした。
マージャンを覚えて1〜2年過ぎた頃でしょうか、“全自動マージャン卓”なるものが世に現れました。
しかし通常の卓の使用料が一時間70円位(学割というのがありまして)に対し、全自動卓は400円位でしたので
私のような貧乏学生にとっては高嶺の花でした。
それでも一回位は全自動卓でやってみたいと思い、雀友を誘ってやったことがありました。
感想・・・・・いいですねぇ〜って、とにかく良いです!!
ボタンを押すとテーブル中央の投入口が開くので、その中に牌を入れると洗牌し始め、同時に4人の前に
二段に積まれた牌の列がせり上がってくるのです。
その様が実にスムーズでカッコ良いのです。
そしてなによりラクなのです。
また自分達で洗牌する必要がないので、すぐ次の勝負に入ることができて、結果として半荘に係る時間が
短くて済みます。
なにやら良いこと尽くめの全自動卓なのですが、とにかく料金が高いので、後にも先にもこの一回限りしか
体験することはできませんでした。
あれから30余年・・・・・。
ふと気になって調べてみました。
一体、全自動卓ってどの位するものなのだろうかと・・・・・。
すると・・・、安いものでも10万円、高いものだと70万円位(!!)するのです。
う〜ん、これでは“じゅうしまつ会”では買えそうにありませんね。
もっとも会費を一回あたり1万円にすれば別ですけど・・・・・、おそらく会員がいなくなりますね(笑)。
ということで、私にとって“あれ”で麻将をすることは、まだまだ叶わぬ夢であり続けるのです。