管理人の独り言   《第11話》 

   2冊の本  その1

 マージャンは学生になってから覚えたので、なかなか初心者の域から出られませんでした。

 なんとか上手くなりたいと思って本屋へ行き、訳もなく“麻雀”と書かれている本を探し始めました。


 その中でふと目にとまった本がありました。

本の写真です

 「必勝の麻雀」というタイトルの本でした。

 著者は『小島武夫』さんという方でしたが、私はこの人がどんな人か

 全く知りませんでした。

 とにかくタイトルがカッコよくて、これを読めば上手くなれるのでは・・・

 なんて気がして購入しました。

 今にして思えば、最初に読む本ではなかったなぁ〜と思っています。







 ここで『小島武夫』さんについて、少し説明させていただきます(今更不要かもしれませんが)。

 「ミスター麻雀」の異名を取り第3、4期最高位を獲得し、日本プロ麻雀連盟初代会長・最高顧問を務める。

 雀風は大物狙いで攻撃を重視し、相手の懐に深く入って行く・・・とまあ、いわゆる“攻め屋”の代表のような方なんです。

 なので、浮き沈みが激しく、ひとたび調子に乗ると手がつけられなくなるけど、裏目に出ることも多いようです。

 もっとも、様々な経験に裏打ちされた独自の理論に基づいての行動なので、それはそれで立派な雀風だと思います。



 ただ本の中では、『たとえ振り込んだとしても、私は悔やみません』なんて言葉が結構出てくるのですが、

 海千山千の人が熟考した上での振込みならまだしも、私のような初心者の読みなんてたかが知れています。

 なのにロクに考えもせず“イチかバチか”みたいな感覚で振り込んた挙げ句、『私は悔やみません』なんて言って

 反省もなければ、雀力が向上する訳がありません。

 “攻撃は最大の防御なり!!”なんて言いながら、とにかく突っ走っていました。

 ただ私にはそれがやたらカッコ良くみえて、この本に書かれていることも結構真似したりしていました。






 今にして思うと随分恥ずかしいマージャンをしていました。

 そんなことに気付くのは、もう一冊の本に出会ってからになりますが・・・・・。



 次回に続きます。


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