管理人の独り言   《第20話》 

    ついにやりました!!



  平成24年11月15日、私ついに“役満成就”しました。


  思えば“じゅうしまつ会”が立ち上がってから、2年と7ヶ月・・・・・。

  その間に、私を除いた“じゅうしまつ会役員”の方は、全員“役満成就”されています。

  実は最後の砦が会長の中城さんだったのですが、“第19話”でありましたように、

  つい5日前に“大三元”を成就されました。

  なので、あとは私1人を残すだけとなってしまいました。


  個人的には結構気にしてはいましたが、なにせ“第4話”でもお話ししましたように、

  今まででまだ1回しか“役満”をアガったことがないので、“役満”には縁がないものと

  思って諦めていました上に、なにせ5日前に“役満”が出ていましたから、正直“役満”など

  全く頭にはありませんでした。


  というような状態でありましたので、今回南の何局か忘れてしまいましたが、配牌を見た瞬間に

  『こりゃ〜ダメだ』と思っただけで、よもや“国士無双”を狙おうなどとは、思いもつきませんでした。

  しかし、最初のツモで“西”を持ってきて、九種九牌状態になったところで、考えが変わりました。

  ただまあ、『行けるところまで行って、雲行きが怪しくなったら、オリる牌には事欠かないし・・・・・』

  なんて、呑気に構えてはいました。


  2巡目に下家から“北”が、3巡目に対面から同じく“北”が立て続けに捨てられ、“北”を持っていない

  私としては、『やっぱりそう上手くは行かないな・・・』と思っていたら、5巡目位に“北”をツモってきました。

  『まさか、そう都合よくは・・・』なんて思っているうちに、あれよあれよと一向聴に・・・!?

  『いやいや・・・聴牌まで行きそうで行かないのが“国士無双”だ』と言い聞かせてたら・・・、『あれ、テンパっちゃった!?』


  この瞬間、30数年前にただ一度だけアガった“大三元”の光景が、脳裏を過ぎりました。

  『ああ、あの時はえらい緊張したっけなあ〜。今回はどんな感じになるのかな?』なんて、えらく冷静で

  いる自分がそこにいました。

  歳をとったと言えばそれまでなのでしょうが、とにかく前回と比べて、遥かに落ち着いていられました。


  聴牌して3巡目に・・・上家からアタリ牌である“九萬”が出てきて、私は落ち着いた声で『ロン』と言って

  牌を倒しました。

  倒した牌に驚く人達を見て、初めて嬉しさが込み上げてきました。



  こうして、私は“第10代役満成就者”になりました。

  2回目の“役満”をアガるのに、30数年を費やしてしまいました。

  しかし、“じゅうしまつ会”に出会えなかったら、おそらく2回目は存在しなかったでしょう。

  そう思えば2回目の達成は、私の力ではなく、“じゅうしまつ会”の会員皆さんのおかげでは

  ないのでしょうか。



  間もなく私の元に役満達成者に送られる、“じゅうしまつ杯”のトロフィーが来ます。

  でもこれは、会員皆さんの代表としてお預かりさせていただきます。

  会員皆さん一人一人に感謝をしつつ・・・・・。


平成24年版 管理人の独り言へ


トップページへ