ついにやりました!!
平成24年11月15日、私ついに“役満成就”しました。
思えば“じゅうしまつ会”が立ち上がってから、2年と7ヶ月・・・・・。
その間に、私を除いた“じゅうしまつ会役員”の方は、全員“役満成就”されています。
実は最後の砦が会長の中城さんだったのですが、“第19話”でありましたように、
つい5日前に“大三元”を成就されました。
なので、あとは私1人を残すだけとなってしまいました。
個人的には結構気にしてはいましたが、なにせ“第4話”でもお話ししましたように、
今まででまだ1回しか“役満”をアガったことがないので、“役満”には縁がないものと
思って諦めていました上に、なにせ5日前に“役満”が出ていましたから、正直“役満”など
全く頭にはありませんでした。
というような状態でありましたので、今回南の何局か忘れてしまいましたが、配牌を見た瞬間に
『こりゃ〜ダメだ』と思っただけで、よもや“国士無双”を狙おうなどとは、思いもつきませんでした。
しかし、最初のツモで“西”を持ってきて、九種九牌状態になったところで、考えが変わりました。
ただまあ、『行けるところまで行って、雲行きが怪しくなったら、オリる牌には事欠かないし・・・・・』
なんて、呑気に構えてはいました。
2巡目に下家から“北”が、3巡目に対面から同じく“北”が立て続けに捨てられ、“北”を持っていない
私としては、『やっぱりそう上手くは行かないな・・・』と思っていたら、5巡目位に“北”をツモってきました。
『まさか、そう都合よくは・・・』なんて思っているうちに、あれよあれよと一向聴に・・・!?
『いやいや・・・聴牌まで行きそうで行かないのが“国士無双”だ』と言い聞かせてたら・・・、『あれ、テンパっちゃった!?』
この瞬間、30数年前にただ一度だけアガった“大三元”の光景が、脳裏を過ぎりました。
『ああ、あの時はえらい緊張したっけなあ〜。今回はどんな感じになるのかな?』なんて、えらく冷静で
いる自分がそこにいました。
歳をとったと言えばそれまでなのでしょうが、とにかく前回と比べて、遥かに落ち着いていられました。
聴牌して3巡目に・・・上家からアタリ牌である“九萬”が出てきて、私は落ち着いた声で『ロン』と言って
牌を倒しました。
倒した牌に驚く人達を見て、初めて嬉しさが込み上げてきました。
こうして、私は“第10代役満成就者”になりました。
2回目の“役満”をアガるのに、30数年を費やしてしまいました。
しかし、“じゅうしまつ会”に出会えなかったら、おそらく2回目は存在しなかったでしょう。
そう思えば2回目の達成は、私の力ではなく、“じゅうしまつ会”の会員皆さんのおかげでは
ないのでしょうか。
間もなく私の元に役満達成者に送られる、“じゅうしまつ杯”のトロフィーが来ます。
でもこれは、会員皆さんの代表としてお預かりさせていただきます。
会員皆さん一人一人に感謝をしつつ・・・・・。