管理人の独り言 《第22話》 

   15年経過・・・ 


  先日、学生の時に所属していたサークルのOB会に、15年ぶりに出席してきました。

  会が現在までも継続し、毎年OB会を開催している上、サークル自体も存続して活動しているという、

  今時にしては珍しいと言われている団体なのです。

  実際、当時交流していた他のサークルは、全て無くなっています。

  なので本当なら、毎回でも出席したかったのですが、流石に所帯を持つ身としては、そう思うようには

  いかず、結局卒業以来2回目・15年ぶりの出席ということになってしまいました。



  今回は同期及びその前後の人達の出席も多かったので、だいぶ話しに花が咲きました。

  お互い話しをしている中で思ったのは、やはり 『歳をとったなあ〜』 ということでしょうか。

  15年も経過すれば、前回の印象はもろくも崩れ落ちます。

  まして、前回会えなかった人とは、30数年ぶりに会うのですから、もうこれは言わずもがなです。


  でもそんな中でも、『見かけは随分変わったけど、相変わらずだなあ〜』 と思う人が多かったのは、

  本当に幸いでした。

  昔の思い出話を始めれば、そこから話がどんどん膨らんできます。

  『あの時はさあ・・・・・』、『そうなんだよなあ・・・・・』、『それであいつがさあ・・・・・』 ・・・・・



  そんな思い出に話が咲く中、“じゅうしまつ会”会員である私としては、当然マージャンの話も

  持ち出しました。

  そして先日の、人生2度目の“役満”についても、話し始めました。

  当然自慢するか、若しくは持ち上げてくれるものと思っていたら、ある一人の同期の仲間が

  『おい! 事故に気をつけろよ!!』

  などと、ぶっきらぼうに言うではありませんか。



  まあ普通なら、『この野郎!!』 というところなのでしょうが、私はこの時とても嬉しく感じました。

  久しぶりに会う人間に、平気で憎まれ口を言ってくれるなんて、そうはいないのではないのでしょうか。

  お互い共通の趣向を持ち、4年という限られた中で、1つのサークルで時間を共有してきた仲間同志

  の関係というものは、かくも素晴らしいものかと思いました


  1次会、2次会、3次会と時間の許す限り、飲み・語り合い、そして次回再会の約束をして仲間と別れました。



  “じゅうしまつ会”は設立してまだ3年も経っていません。

  この先、5年、10年、15年と経過した時は、どのようになっているのでしょうか。

  いや、そもそも“会”そのものも存在しているのでしょうか。

  先のことはわかりません。

  しかし10年、20年と経過した後も、憎まれ口を平気で言い合えるような仲間がいる場所が

  存在していればと思います。


  “14個目の牌を待つ” のが“じゅうしまつ会”であるなら、私たち会員にとって“14個目”のものは

  どんな“牌”なのでしょうか・・・・・。


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