管理人の独り言   《第24話》 

    じゅうしまつ会の愉快な会員たち(その2) 


  “じゅうしまつ会”が旗上げしてから2年と8ヶ月が過ぎました・・・・・。

  立ち上げ時は6人から始まり、今では30人を超える世帯にまでなりました。

  ここまでくると、各人のクセというか雀風というのかが、いろいろ見えてきます。


  ある人・・・ここでは仮にKさんとしておきましょう。


  この方、多分“じゅうしまつ会”でも、三本の指には入るであろうと思う程の実力者であります。

  とにかく『滅多に振り込まない』・『やたら高い手でアガる』・『メリハリのある打ち方をしてくる』等々・・・、

  想像するに、相当の場数を踏んでこられたお方かと思われます。


  またそれ以外にも、やたらマージャンの“勘”が鋭いのです。

  誰かがリーチを掛けてきて、その捨牌に一九字牌しかなかった場合で、こちらの手元にそれらが

  一切なかった時、あなたなら何を捨てますか?

  おそらく祈るような気持ちで、牌を選択して捨てていくかと思いますが、まあ大抵の場合は

  何回か目には振り込んでしまうでしょう。

  なにせヒントがないのですから・・・。


  しかし、Kさんはこのような場面でも、振り込むことが殆どないのです。

  まるで当たり牌が解っているかの如く、ヒラリヒラリとかわしていくのです。

  もうこれは教わって出来ることではありませんし、教えることも出来ないでしょう。

  とにかく危険を察知するレーダーの感度が、物凄く高レベルなのです。


  また、ただ単に防御力が高いだけでなく、ここぞという時には果敢に攻め込んでいく、強い意志も

  持ち合わせています。

  ですから、こちらがリーチを掛けてベタ下りを期待していると、痛い目に会うこともしばしばです。


  “守り”だけでなく、“攻め”に対しても、厳しい姿勢でいるので、一緒にマージャンをする時は

  本当に気が抜けません。

  正直、あまり一緒にはマージャンをしたくない方ではありますが、一方で勉強になることは非常に

  多く、一緒にやりたくない反面、毎回でも一緒に卓を囲みたいと思わせる方であります。

  ですので、第17話でお話ししたHさん同様、このKさんも私にとって、大いなる目標であるのです。


  ところでこの“Kさん”とは、どなたかと思いますか?

  それは、じゅうしまつ会副会長であり、過去に2度も役満成就した“加藤さん”なのです。

  2度も役満を達成した実力をみても、どんなに凄い方かおわかりでしょう。

  “じゅうしまつ会”には、高い山が沢山そびえ立っているのです。




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