昨今どこの自治体でも、“町興し”や“村興し”などと称して、その地域の特産品や名物・名所などを全国に発信しています。
わが宮田村でも『南信州ビール』・『宮田とうふ工房』・『紫輝彩丼』・『どんぶりレンジャー』・『信州みやだワイン「紫輝(しき)」』
『あばれ神輿』・『不動滝と伊勢滝』など、その他にも多くのものを名物、特産品、名所などとして発信しています。
と、そんな中でこの3月22日に、ホットなニュースが飛び込んで来ました。
この宮田村にある本坊酒造のウイスキー「マルス モルテージ3プラス25 28年」が、世界的ウイスキーコンペティション
「World Whiskies Awards(通称WWA) 2013」で世界最高賞を受賞したというのです。
今回お酒に詳しくない方につきましては、ご容赦の程をお願いします。
■ World Whiskies Awards(通称WWA)とは ■
イギリスのウイスキー専門誌「ウイスキー・マガジン」の発行元であるパラグラフ・パブリッシング社が主催する
製造者及び所有元の明確なオフィシャルボトルのみを対象としたウイスキーのコンペティション。
エントリーされるウイスキーは、カテゴリーごとに世界各国の代表が選び抜かれ、最終審査で世界最高の
ウイスキー「ワールド・ベスト」の称号を競います。ブラインド・テイスティングによる厳正な審査(3つのステージ)により
受賞ウイスキーを決定しています。他に類を見ない、ウイスキーのみを対象としたコンペティションです。
カテゴリーは、「ワールド・ベスト・ブレンデッドモルト」・「ワールド・ベスト・ウイスキーリキュール」
「ワールド・ベスト・アメリカンウイスキー」・「ワールド・ベスト・シングルモルトウイスキー」
の「ワールド・ベスト・ブレンデッドウイスキー」・「ワールド・ベスト・グレーンウイスキー」の6部門。
今回受賞したのは"ワールド・ベスト・ブレンデットモルト”という部門で、これは二条大麦を使用したモルト原酒のみで
出来ていて、複数の蒸留所が関わっているウイスキーのカテゴリーとなります。
日本国内予選では、全国各地から46銘柄がエントリーしてきた中で、日本代表の2本のうちの1本に選ばれました。
その後の本選で、世界各国の代表359銘柄のウイスキーから、各6カテガリー別に最も優れた1本を選ぶというもので
今回「ワールド・ベスト」の称号を与えられた6本の中の1本という、大変栄誉ある結果となりました。
と、言ってしまえばそれまでですが、これって知っている方なら分かると思いますが、凄いことなのです。
どれ位凄いかと言えば・・・例えばサッカーで言うと、日本がワールドカップで優勝する位ですかねえ。
しかもこのウイスキー、今回初エントリーでいきなりの受賞です。
とにかく、ホントに凄いことなんです!!
WWA審査員コメントの中で
『香り、味わいともに完璧な均整がとれているウイスキーです。蜂蜜、バニラ、トフィー、青リンゴ、ナツメグ、
甘いタバコの余韻が非常に長く続きます。』
とありますように、審査員の口から“完璧”などという言葉が出てくることからしても、最大級の評価があった
ものと伺えます。
このような素晴らしいものが、この宮田村で作られていることを誇りに思います。
それと同時にこの素晴らしいウイスキーの生産に係わっていた方全てに、心からの感謝と賛辞をお贈りします。
実は私、昨年の秋にここの工場見学に行ったことがありまして、その時にこのウイスキーの存在を
知ったのですが、まさかこのような評価となるとは、夢にも思っていませんでした。
分かっていたら、あの時点でまだ何本か残っていたので、買ってもよかったのですが・・・・・。
価格も¥15,750円と、28年物としてはかなり安い(でも私にとっては高い)ので、お買い得感はあります。
しかし今となっては、全てが遅すぎました・・・・・。
何せ昨年の時点で、限定3800本ということで販売されただけですので、おそらくはもう残ってはいないでしょう・・・。
実際、今回の受賞が決まってから、国内はおろか世界中から、問い合わせが殺到しているようです。
暫くは世界中のウイスキー愛好家やコレクターから、多くの引き合いがあるでしょう。
平成25年3月22日に、この宮田村に誇れるものが一つ増えました。
村の人々の努力によって、これからも増えていくことでしょう。
そんな中で、この“じゅうしまつ会”もその一つになれたらと、つい誇大妄想に浸ってしまう今日この頃です。
P・S
この直後に本坊酒造から嬉しい発表がありました。
4月中旬を目途に限定2400本ですが、新たに販売されることが決まったというのです。
本当は欲しいのですが、それには我が家の財務大臣の認可が必要です。
本日より厳しい家庭内閣議審議が始まります。