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 管理人の独り言 《第134話》 



     Rest Time (その2) 




写真です



       初めて買ったバイクがスズキのRG50だった

       ということを、前々回の“Rest Time(その1)”

        (第132話参照) でお話ししました。



       但し最初からこのバイクが第一希望だった訳では

       ありませんでした。







       当時はまずHONDAからは



写真です

  HOMDA  CB50JX


  エンジン    空冷4ストローク 2バルブSOHC単気筒

  最高出力    6.3ps/10,500rpm

  最大トルク   0.43kg-m/9,500rpm


   世界的にも50ccでは珍しい4ストロークエンジンを採用。

   このエンジンのおかげで、燃費は30km/h定地テスト値で

   85km/ℓという超エコなバイクです。

                                            おまけに10,000回転以上も回る、超(当時では)高回転型

                                            エンジンは、かなり魅力的でした。





       YAMAHAからは



写真です

  YAMAHA  RD50


  エンジン    空冷2サイクル単気筒  ピストンリードバルブ

  最高出力    6.3ps/9,500rpm

  最大トルク   0.50kg-m/8,500rpm


   唯一フロントブレーキに、油圧式ディスクブレーキが

   採用されたバイクでした。

   車体は直線的で大柄に見えて、カッコ良かったです。








       その他にもHONDAでXE50、YAMAHAでGT50、SUZUKIでTS50等も

       ありましたが、当時はロードスポーツタイプが好みでしたので、上記の3台に

       しぼって検討することにしました。



       最初の印象では、YAMAHAのRD50が一番良かったです。

       あの直線的なスタイルと、大柄な車格が気に入りました。

       ただ街中で走っているのを見た時、排気音がやたらカン高いのが気になりました。



       次はHONDAのCB50でした。

       4ストロークエンジンからくるその驚異的な燃費は、高校生の身には大変

       魅力的でした。



       なんせ街乗りでは、リッター当たり50~60kmは軽く走ってしまいます。

       8.5ℓの燃料タンクと相まって、その航続距離は400km以上にもなります。

       いつ給油したのか忘れてしまいそうです。



       超(あくまで当時では)高回転型エンジンは、僅か50ccの排気量でも、易々と

       Over10,000rmpの世界に誘ってくれます。

       最高速は90km/hを超えると言われていました。



       ただしこんな魅力的なバイクにも欠点がありました。

       それは4ストロークエンジン故の “非力さ” です。

       馬力こそ6.3psありますが、とにかくエンジンを回さないとパワーが出ません。

       トルクだって2ストエンジンの2/3程度しかありません。



       これは4ストロークエンジンの宿命なので、この点だけは充分に理解して

       おく必要があります。




       最後となってしまったのが購入した、SUZUKIのRG50です。


       車格は ・ ・ ・ まあ及第点です。


       それ以外は ・ ・ ・ 特にありませんでした。




       さてバイク探しを始めると、最初にあるバイク屋でRD50を見つけました。

       価格は本体のみで¥70,000円でした。

       完全に予算オーバーでした。



       気を取り直して次にいきます。

       あるバイク屋でCB50を見つけました。

       価格は本体のみで¥60,000円でした。

       無理をすれば何んとかなる金額でした。



       しかし無理をして買っても、後のこともあるので断念しました。

       更に探し続けました。

       しかし予算に合うものは、なかなか見つかりません。



       所詮5万円以下でバイクを買うなどとは、無理なことなのかと半ば諦めかけながら

       あてもなく歩いていると ・ ・ ・



       目の前のバイク屋に ・ ・ ・ RG50がありました。

       価格は本体のみで¥40,000円と書いてありした。



       『探すのを止めた時、見つかることもよくある話で ・ ・ ・ ♪♪』



       最終的には手持ちの予算が少ないことが、決定打となってしまいましたが、

       兎にも角にも、我が愛車は “RG50” に決まりました。



       乗ってみて感じたこと


           低速トルクは細いものの、6,000rpmを超えると一気に吹きあがり

           かなりの加速感を感じることができる。

           後に大きいバイクに乗るようになった後は、それ程とは思わないが、

           当初はそのスピード感に、大いに興奮を覚えたものでした。


           フロントディスクブレーキは機械式なので、ワイヤーが切れたら ・ ・ ・ (汗)

                                         (実際切れたことがありました)


           シートは鍵付きの開閉式で、他のバイクにはあまり見られない小物入れがある。

                    (大したものは入らないが、バイクの登録証程度は入るので便利)


           スポークホイールは掃除が面倒だが、コケてタイヤが曲がった時は、スポークを

           増し締め等すれば元に戻るので便利。


           全開走行では、メーター読みで85km/h出ました。

           流石、SUZUKIお得意のパワーリードバルブ!


           燃費はCB50程ではないが、30 ~ 40km/ℓと、かなり良好でした。

           どんなに飛ばしても30km/ℓを割ったことはありませんでした。





       大したトラブルもなく、常に私の足になり、飛びまわってくれました。

       しかしやがてリアのスプロケットの摩耗が進み、チェーンが外れること幾度となく・・・・・

       更にはもっと排気量の大きいバイクへの憧れが強くなり、大学2年の夏にお別れしました。




       現在環境保全への配慮から、2ストロークエンジンを搭載したバイクは製造されていません。

       当初第3希望であったRG50でしたが、もう一度乗ってみたい原付バイクはと言われたら

       やっぱりRG50でしょう。



       RG50に感謝です。








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