なんと ・ ・ ・ (その18)
本日は令和元年8月10日土曜日、通算640回目の定例会です。
今日は17名集まりました。
最初の半荘戦が始まりました。
配牌から優れず、その後のツモも輪をかけて優れず ・ ・ ・
この東1局の流れがこのあとも続き、結局この半荘ははヤキトリで終了です。
ただ、振り込むことはありませんでしたので、トータルマイナス4で済みました。
ここはよく忍んだということで良しとしましよう。
次の半荘が始まりました。
親は会長の小林さんです。
私はというと ・ ・ ・
まだ先程の流れが続いているのか、ツモに恵まれません。
そうこうしていると親の小林さんからリーチが掛かりました。
実を言うと最近私は小林さんと相性が悪いのです ・ ・ ・
小林さんからリーチが掛かり、それを考慮して比較的安全と思われる牌を
落としていく時に限って、振り込むことがやたら多いのです。
まるで私の考えていることが分かるのかと思う程です。
そんな小林さんのリーチですから、私としてはもうこの局は捨てるつもりでいました。
まずは小林さんの現物を切りました。
他の2名の方も現物を落としています。
もう3回分の現物はあるので、取り敢えずは凌げます。
しかしそんな私の安楽を吹き飛ばすが如く ・ ・ ・
ツ モ !
小林さんが牌を倒しました。
リーチ・一発・ツモ・ピンフ で満貫です。
親の満貫なので 4,000点オールです。
まあツモなら仕方ありません ・ ・ ・
次に期待しましょう。
東1局1本場です
でも相変わらず配牌には恵まれません。
ツモもこれに倣うように冴えません。
そうこうしているうちに ・ ・ ・ ・ ・
リ ー チ !
親の小林さんから再びリーチが掛かりました。
万事休すです ・ ・ ・
兎に角、振り込まないようにしましよう。
もう私にはこれしかありません。
現物を切り出し、無くなれば考えに考えて凌いでいきました。
ですが私の必死の攻防をあざ笑うかの如く ・ ・ ・
ツ モ ! !
リーチ・ツモ・ピンフ・タンヤオ・ドラ1 で満貫です。
始まって僅か2回で私を含めた3人が 8,000点のマイナスになってしまいました。
この後の局で小林さんがノーテン&ジャンケンに負けたので、この卓を後にしました。
でも私的には僅か2回の勝負で 24,000点をせしめて、さっさとシマを代えた ・ ・ ・
という認識しかありませんでした(笑)
さあ、天敵もいなくなったので、改めて仕切り直しといきましよう。
しかし、一端乱れた流れは変わりません。
兎に角、手が進みません。
少々気持ちが折れ掛かった時に、私の斜め右方向から ・ ・ ・
リーチ・ツモ・対々和・三暗刻 !
え っ !?
リーチ・ツモ・対々和・三暗刻 !
四暗刻 !!
すぐに声のする卓に行ってみるとそこには ・ ・ ・
成就されたのは田中さんでした。
ついこの6月にも国士無双を成就され通算でも
7回目の成就になりました。
それにしても、ご本人も他の人に言われるまで
四暗刻に気づかず、三暗刻・対々和だと思って
いたなんて、なんて欲の無いことでしょうか。
案外役満をアガる時というのは、そういうものなの
かもしれません。
ただこの後に誰かが言っていました ・ ・ ・
こういう時は続くよ ・ ・ ・
遡れば平成29年5月27日に、四暗刻と国士無双が出ています。
そして翌平成30年2月7日には、3名の方が共に全て四暗刻を成就した
記録がありました。
『 でもまさか・・・ ないよなあ〜 ・ ・ ・ 』
独り言のように呟いていました。
この時には ・ ・ ・ ・ ・
田中さんの役満で何かが変わるかと期待しましたが結局2回目の半荘
でも流れが変わることなく、トータルマイナス8で終了しました。
続いて3回目の半荘戦に入りました。
今度は田中さんの役満がキッカケになったのか、前半の不調がウソの
ように好調な配牌とツモに恵まれ、結局この半荘はトータルプラス18で
終了しました。
続いて4回目の半荘戦が始まりました
この始まりの前に1人帰られた方がいましたので、16名ちょうどになりました。
途中交代もなくなりましたので、勝負に集中出来ます。
今日ここまでトータルはプラス6点です。
折角3回目の半荘で調子に乗ってきたので、何とか維持したいものです。
私の卓のメンバーは馬場さん、今井さん、堀内さんです。
誤魔化しの効かない方ばかりです。
慎重にいかなければいけません。
終始緊張を強いられます ・ ・ ・
局ごとに3方からリーチが掛かります。
その網をなんとか掻い潜り凌いでいきます。
今度は今井さんからリーチが掛かりました。
私としては振り込まない事を大前提にしてきましたが、こちらも良い手になって
きていました。
引いてばかりしていては勝てません。
一端廻し打ちをしてドラに絡ませて、少々危険と思われる牌でしたが無事に通り
今井さんの現物牌で闇テンに漕ぎ着けました。
下家の馬場さんは一瞬躊躇しましたが、今井さんの現物牌を捨ててきました。
これにより私は “ピンフ・タンヤオ・ドラ2” で満貫をアガることが出来ました。
これがキッカケになり、このあともう1回馬場さんから満貫をアガりました。
2回満貫をアガることが出来たので、少し気持ちに余裕が出て来ました。
もう無理をする必要はないでしょう。
場は南2局に入りました。
配牌後の第一ツモの後はというと
というような状況でしたので、狙いとしては を含めて混一色又は三暗刻あたりでしようか。
配牌からの流れも悪くありません。
1つ ・・・ また1つとピースが揃ってきます。
段々と心拍数が上がってきます ・ ・ ・
通常と異なる緊張感と不思議な冷静感が交差します。
何と言うか言葉に出来ない感覚です。
果たして12巡目にテンパイしました。
迷いなくリーチです。
リーチ後の最初のツモです。
思う牌ではありませんでした。
でもあまり気になりませんでした。
いずれ希望する牌が来るような気配を感じていました。
そして1周して2回目のツモです ・ ・ ・ ・ ・
ツモった牌の感触を親指で確かめて、やおらその牌を右端に並べてから ・ ・ ・
おそらく周りには聞こえないであろう位の小さな声だったと思いますが
やった ・ ・ ・ !
多分これが第一声だったと思います。
こうして平成28年4月2日以来、3回目の役満を成就しました。
こんなことがあるんですよね ・ ・ ・
ツカない時は誰かがツキます。
ツイている時は誰かがツイていません。
ずっとツカないことはありません。
ずっとツキが続くこともありません。
だからマージャンは面白いのです。
今日もマージャンに魅了されました。