遊びとはいえマージャンも勝負事であるので、時に真剣になることもあります。
そんな時、ゲンを担いで挑む方も結構いらっしゃいます。
ゲンを担ぐことで有名というと、“相撲”の世界が挙げられると思います。
例えば、勝っている間はヒゲを剃らない・マゲは洗わない・果ては風呂にも入らない(!?)・・・。
白いものを好んで身に付け、黒いものは身に付けない。
ウィスキーのサントリーオールドは好まれません。
あの黒くて丸いボトルが黒星を連想させるからだそうです。
サッポロビールの大きな☆マークは白星を連想するので歓迎されるそうです。
あと変わったところで、キリンビールは好まれません。
何故だと思います?
それは、キリンは4つ足動物ですよね。
その前足を両手に見立てると、どうなりますか?
常に両手を地に着けていますよね。
これが相撲なら“負け”です。
よって常に手を着くような動物が連想されるようなものは、飲まないということなのです。
逆に2本脚で立っている鶏は、手をつかない事から相撲で手をつかない(負けない)という意味で
好んで食べられるようです。
日常でも牛や豚の肉は敬遠されることが多く、ちゃんこの具にも鶏肉団子が使用されることが
多いということです。
あの横綱白鵬関も手を付かないようにと、食事は2本足の鶏肉が中心で、場所中も
キリンビールを控えるらしいです。
同じ勝負事とはいえ、面白い見地から考えられていますよね。
そう思うと、“マージャン”の世界(プロや闇の方の世界は除きますけど・・・)における
ゲン担ぎとは、どのようなことが相応しいのでしょうか。
“放銃”しないように、“銃”は持たない(!?)。
“振込み”しないように、銀行には行かない。
“アガれる”ように、揚げ物を食べる。
“聴牌”出来るように、牌を耳に当てる・・・・・・・・・・etc。
まあ、キリがありませんけど、要は自分がリラックスして、勝負に集中できるように
なるための“おまじない”になれば良い訳でありますので、これは人それぞれが
自分に合っていると思うのが一番なのかなと思います。
でも勝っているからといって、ずっと風呂に入らないで“じゅうしまつ会”でマージャンを
するのだけは、勘弁して欲しいですね。