新しい風
平成25年度が始まり一ヶ月が過ぎ、じゅうしまつ会も4年目に突入しました。
この4月以降、お蔭様で新規に入会する方が続いています。
しかも殆どが20代(!?)と、若い方の入会なのです。
本当にありがたいことです・・・・・。
特に今まで“じゅうしまつ会”では、若手といえば40代・50代を指していました。
そこに20代の若い人が、この“じゅうしまつ会”に入っていただけることは、本当に
ありがたく思います。
マージャンの競技人口は、増加しているとは言われているものの、その殆どは
インターネットやゲームを通じてのマージャンであり、従来のような4人で卓を囲んでの
アナログ的なそれは、特に若い世代の人にはあまり、興味の対象にはなっていない
のが実情です。
以前もお話ししましたが、顔の見えない“マージャン”は、その醍醐味の殆どを味わう事は
できないと思っています。
これはマージャン歴30余年の私の持論であります。
ただアガることのみを目指すなら、顔の見えない“マージャン”でも結構でしょう。
しかし元来“マージャン”とは、4人で行う競技です。
その4人がアガることを目標に、14牌目のアガり牌を奪い合うのです。
4人の思惑が1つの卓の上で交錯し、時にぶつかり、時に融合し、時に弾かれ、様々な
模様が描かれます。
目的を成し遂げるためには熟考を重ね、忍耐を強いられる場面も多々あります。
時には、目指す方向を変えなければなりません。
相手に先を越されることも、珍しくありません。
選択肢が複数発生することもあるでしょう。
“マージャン”を“忍耐”とか“人生”と読み替える由縁があるように、卓で行う“マージャン”は
とても素晴らしいものだと思います。
なので、若い人にもっと卓で行う“マージャン”に、興味をもっていただきたいと思うのです。
そしてその若く新しい感性で、“マージャン”を更に素晴らしいものにして欲しいと思います。
今回、新たに“じゅうしまつ会”に入っていただいた若い方達は、確実に新しい風を吹き込んで
いくことでしょう。
この先“じゅうしまつ会”の前途が、大きくひらけていく予感がしています。