マージャンと向き合う(その5)
本日は5月24日土曜日です。
陽気も良く ・ ・ ・ というより、“暑い” という言葉が出てきそうです。
陽気もじゅうしまつ会も、熱を帯びてきています。
定例会の開始時間は12時30分ですが、だいたい15分位前には3〜4人が集まり
準備を始めます。
その後開始時には7〜8人位になり、2卓位から始まります。
今日は13時過ぎで19名集まりました。
となると4卓出来ますが、3名の方が余ります。
ですから本日は4卓のうち、3卓が5人で廻してもらいます。
1人若しくは2人余りの場合は、全卓で1人又は2人交代で廻すので、すぐ参加出来ますが
今日のような場合は1局終わらないと交代出来ません。
人によっては待つのが、非常にもどかしく感じるかもしれません。
でも私にとっては貴重な時間です。
なにせ堂々と人の手を見ることが出来るのですから。
(でも、あまり長々と見るのはマナー違反ですが ・ ・ ・ ・ ・ )
失礼にならない程度に拝見させていただきますが、これが自分には大変勉強になります。
丁度抜ける番になりました。
では、皆さんの手を拝見致します ・ ・ ・ ・ ・
ドラは ですか ・ ・ ・ ・ ・
おっ! 配牌でそのドラをAさんは、2枚持っています。
楽しみですね。
他の方はというと ・ ・ ・ ・ ・
Aさんの下家のBさんに、1枚ドラがありました。
これをどう扱っていくのでしょうか ・ ・ ・ ・ ・ 勉強させていただきます。
中盤を過ぎてもAさんは をポンさえ出来ていません。
それもそのはず ・ ・ ・ ・ ・ 下家のBさんは持っていた1枚の を
捨てることなく大事に持ち続け、
遂には4枚目の を手に入れていたのです。
いわゆる“持ち持ち” という状態です。
さてこの両者は、これからどのように展開させていくのでしょうか。
手腕が問われます。
どうやらAさんはあくまで に拘るようです。
Bさんは をアタマとして使うようでした。
さてその軍配は ・ ・ ・ ・ ・
終盤に をアタマにして聴牌したBさんが
リーチを掛けて、見事にアガることが出来ました。
どちらが正しかったかは解りません。
ただ、どちらも間違っていなかったと思います ・ ・ ・ ・ ・
次の抜け番の時です。
また、ある卓にお邪魔しました。
ドラは です。
中盤過ぎにCさんが
後は順子とアタマが出来ればアガれます。
果たしてCさんは聴牌しました。
しかし繋がったのは順子の方で、アタマ待ち・・・いわゆる単騎待ちになってしまいました。
しかも単騎待ちでは役もつかないので、ツモるかリーチを掛けるしかありません。
更に不運は続きます。
その待ちはなんとドラである だったのです!!
Cさんの捨て牌には と
がありました。
しかしだからといって普通に考えても、そうおいそれと出てくる牌ではありません。
さあ、Cさんはどうするでしょうか?
Cさんは躊躇することなく、リーチを掛けました。
確かに出てくる可能性は、低いかもしれません。
しかし、絶対に出てこないとも限りませんし、出てこなくてもツモる可能性はあります。
そんなCさんに敬意を表しながら、他の3人の方の手を見ていると ・ ・ ・ ・ ・
なんとCさんの上家のDさんの手の中に が2枚 ・ ・ ・ ・ ・
もはや万事休す・・・・・です。
アガリ牌はあと1枚しかありません。
私も半ば諦めて他の卓に目を向けたその時です ・ ・ ・ ・ ・
ツモりました ・ ・ ・
Cさんがゆっくりと牌を倒しました。
Cさんの諦めない気持ちに、マージャンの神様が微笑みました。
ある卓のある方の配牌です。
殆ど
その方は“国士無双” を狙います。
その狙いが功を奏したか、少しづつ聴牌に向かってきています。
中盤過ぎにいよいよ
あとは と
が来れば完成です。
は場に3枚出ていますが、先程のCさんの
件があるので、充分期待出来ます。
第18代役満成就者誕生の瞬間が近づいてきています。
軽い興奮が高まったその瞬間 ・ ・ ・ ・ ・
その方の上家から最後の が ・ ・ ・ ・ ・
その方は思わず天を仰ぎました。
無理もありません ・ ・ ・ ・ ・
その方は力無くツモりました。
しかしそんな方に追い打ちをかけるかのように、その方のツモった牌は
だったのです。
アガれることが決してできない“国士無双” が聴牌しました ・ ・ ・ ・ ・
この日私が見た“ドラマ” は、おそらく定例会全体の中では、ほんの一部にすぎないでしょう。
設けた卓が4つ、行った半荘戦は4回ですので、4人 × 4卓 × 2場 × 4回の半荘 と、
少なくとも128の“ドラマ” があったことになります。
これから先、いくつのドラマに出会うことができるでしょうか ・ ・ ・ ・ ・
今日もマージャンに魅了されました。