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 管理人の独り言 《第95話》 



    マージャンと向き合う(その5)





        本日は5月24日土曜日です。

        陽気も良く ・ ・ ・  というより、“暑い” という言葉が出てきそうです。

        陽気もじゅうしまつ会も、熱を帯びてきています。




        定例会の開始時間は12時30分ですが、だいたい15分位前には3〜4人が集まり

        準備を始めます。

        その後開始時には7〜8人位になり、2卓位から始まります。




        今日は13時過ぎで19名集まりました。

        となると4卓出来ますが、3名の方が余ります。

        ですから本日は4卓のうち、3卓が5人で廻してもらいます。



        1人若しくは2人余りの場合は、全卓で1人又は2人交代で廻すので、すぐ参加出来ますが

        今日のような場合は1局終わらないと交代出来ません。

        人によっては待つのが、非常にもどかしく感じるかもしれません。



        でも私にとっては貴重な時間です。

        なにせ堂々と人の手を見ることが出来るのですから。

                (でも、あまり長々と見るのはマナー違反ですが ・ ・ ・ ・ ・ )


        失礼にならない程度に拝見させていただきますが、これが自分には大変勉強になります。



        丁度抜ける番になりました。

        では、皆さんの手を拝見致します ・ ・ ・ ・ ・



        ドラは ですか ・ ・ ・ ・ ・

        おっ! 配牌でそのドラをAさんは、2枚持っています。

        楽しみですね。



        他の方はというと ・ ・ ・ ・ ・  

        Aさんの下家のBさんに、1枚ドラがありました。

        これをどう扱っていくのでしょうか ・ ・ ・ ・ ・  勉強させていただきます。



        中盤を過ぎてもAさんは をポンさえ出来ていません。

        それもそのはず ・ ・ ・ ・ ・ 下家のBさんは持っていた1枚の を 捨てることなく大事に持ち続け、

        遂には4枚目の を手に入れていたのです。



        いわゆる“持ち持ち” という状態です。

        さてこの両者は、これからどのように展開させていくのでしょうか。

        手腕が問われます。




        どうやらAさんはあくまで に拘るようです。

        Bさんは をアタマとして使うようでした。

        さてその軍配は ・ ・ ・ ・ ・




        終盤に をアタマにして聴牌したBさんが リーチを掛けて、見事にアガることが出来ました。




        どちらが正しかったかは解りません。

        ただ、どちらも間違っていなかったと思います ・ ・ ・ ・ ・ 





        次の抜け番の時です。

        また、ある卓にお邪魔しました。



        ドラは です。


        中盤過ぎにCさんが 一向聴 イーシャンテン に漕ぎつけました。

        後は順子とアタマが出来ればアガれます。



        果たしてCさんは聴牌しました。

        しかし繋がったのは順子の方で、アタマ待ち・・・いわゆる単騎待ちになってしまいました。

        しかも単騎待ちでは役もつかないので、ツモるかリーチを掛けるしかありません。



        更に不運は続きます。

        その待ちはなんとドラである だったのです!!

        Cさんの捨て牌には と   がありました。



        しかしだからといって普通に考えても、そうおいそれと出てくる牌ではありません。

        さあ、Cさんはどうするでしょうか?




        Cさんは躊躇することなく、リーチを掛けました。

        確かに出てくる可能性は、低いかもしれません。

        しかし、絶対に出てこないとも限りませんし、出てこなくてもツモる可能性はあります。




        そんなCさんに敬意を表しながら、他の3人の方の手を見ていると ・ ・ ・ ・ ・ 

        なんとCさんの上家のDさんの手の中に が2枚 ・ ・ ・ ・ ・ 



        もはや万事休す・・・・・です。


        アガリ牌はあと1枚しかありません。

        私も半ば諦めて他の卓に目を向けたその時です ・ ・ ・ ・ ・





    ツモりました ・ ・ ・ 






        Cさんがゆっくりと牌を倒しました。




        Cさんの諦めない気持ちに、マージャンの神様が微笑みました。





        ある卓のある方の配牌です。

        殆ど 公九牌 ヤオチュウハイ ばかりでした。



        その方は“国士無双” を狙います。

        その狙いが功を奏したか、少しづつ聴牌に向かってきています。




        中盤過ぎにいよいよ 一向聴 イーシャンテン まで漕ぎつけました。

        あとは と   が来れば完成です。

         は場に3枚出ていますが、先程のCさんの 件があるので、充分期待出来ます。

        第18代役満成就者誕生の瞬間が近づいてきています。

        軽い興奮が高まったその瞬間 ・ ・ ・ ・ ・




        その方の上家から最後の が ・ ・ ・ ・ ・ 




        その方は思わず天を仰ぎました。

        無理もありません ・ ・ ・ ・ ・

        その方は力無くツモりました。

        しかしそんな方に追い打ちをかけるかのように、その方のツモった牌は だったのです。



        アガれることが決してできない“国士無双” が聴牌しました ・ ・ ・ ・ ・





        この日私が見た“ドラマ” は、おそらく定例会全体の中では、ほんの一部にすぎないでしょう。

        設けた卓が4つ、行った半荘戦は4回ですので、4人 × 4卓 × 2場 × 4回の半荘 と、

        少なくとも128の“ドラマ” があったことになります。



        これから先、いくつのドラマに出会うことができるでしょうか ・ ・ ・ ・ ・


        今日もマージャンに魅了されました。







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