マージャンと向き合う(その6)
今月5日の定例会の、ある半荘戦のことです。
私は親でした。
ここまでの時点で5,000点程沈んでいます。
ここは何としても連荘して、点数を稼がなければいけません。
昔から親の時は、1飜下げてアガれと言われています。
ご承知のように、親のアガり点は子の1.5倍なので、無理に役を増やさなくても
点数が高くなります。
なので1飜下げてでも、テンパイすることを優先すれば、アガれる確率が高くなる
し、アガれればもう一度親を続けることができます。
そして貰う点数は子の1.5倍なので、点棒も増えていくということになるのです。
ですからこの時点での私は、最低でもテンパイ、あわよくば1飜でも役ができれば、
アガることを目標にしました。
ドラは です。
配牌でそのドラが1枚ありました。
ただ、完全に浮いている状態でした。
しかし、この後のツモ次第では繋がる可能性もあります。
大事にいきましょう。
中盤に差し掛かりました。
私の手は “平和” のみですが、一向聴まて漕ぎつけました。
ただ、まだドラに繋げることができません。
相変わらずポツンと浮いています。
改めて場を見渡すと ・ ・ ・ ・ ・
上家は をポンした上に、
他の方は
私はというと、なかなかドラに繋げることができません。
が、終盤を迎えた頃に、やっとテンパイすることができました。
しかしそのためには、ドラを捨てなければなりませんでした。
上家を考えると
ましてそれがドラならば尚更です。
しかし切らなければテンパイしません。
回し打ちをする余裕はありません。
意を決して を掴み ・ ・ ・ ・ ・
やおら、ゆっくりと川に置きました。
その時です
私の左斜め前方から ・ ・ ・ ・ ・
ロ ン !
上家が倒したその牌の姿は ・ ・ ・
自分が子だったら恐らくは、ドラを切らずにテンパイを諦めたでしょう。
しかしなまじ親だったために、連荘することを最優先してしまったための振り込みでした。
やはり退くべきだったか ・ ・ ・ ・ ・
いやいや、“レバタラ” はよしましょう。
これがマージャンなんですよね。
今回もマージャンに魅了されました。