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 管理人の独り言 《第101話》 



    マージャンと向き合う(その6)





        今月5日の定例会の、ある半荘戦のことです。

        私は親でした。



        ここまでの時点で5,000点程沈んでいます。

        ここは何としても連荘して、点数を稼がなければいけません。



        昔から親の時は、1飜下げてアガれと言われています。

        ご承知のように、親のアガり点は子の1.5倍なので、無理に役を増やさなくても

        点数が高くなります。



        なので1飜下げてでも、テンパイすることを優先すれば、アガれる確率が高くなる

        し、アガれればもう一度親を続けることができます。

        そして貰う点数は子の1.5倍なので、点棒も増えていくということになるのです。



        ですからこの時点での私は、最低でもテンパイ、あわよくば1飜でも役ができれば、

        アガることを目標にしました。



        ドラは です。

        配牌でそのドラが1枚ありました。

        ただ、完全に浮いている状態でした。

        しかし、この後のツモ次第では繋がる可能性もあります。

        大事にいきましょう。



        中盤に差し掛かりました。

        私の手は “平和” のみですが、一向聴まて漕ぎつけました。

        ただ、まだドラに繋げることができません。

        相変わらずポツンと浮いています。



        改めて場を見渡すと ・ ・ ・ ・ ・


        上家は をポンした上に、 中張牌 チュウチャンハイ を多く捨てています。

         混全帯公九 チャンタ 若しくは 混一色 ホンイーソー あたりを狙っているようです。

        他の方は 公九牌 ヤオチュウハイ が多く捨てられているので、メンタンピン系が予想されます。




        私はというと、なかなかドラに繋げることができません。

        が、終盤を迎えた頃に、やっとテンパイすることができました。

        しかしそのためには、ドラを捨てなければなりませんでした。



        上家を考えると 公九牌 ヤオチュウハイ は危険な牌です。

        ましてそれがドラならば尚更です。

        しかし切らなければテンパイしません。

        回し打ちをする余裕はありません。



        意を決して を掴み ・ ・ ・ ・ ・



        やおら、ゆっくりと川に置きました。



        その時です



        私の左斜め前方から ・ ・ ・ ・ ・




    ロ ン !










        上家が倒したその牌の姿は ・ ・ ・





            





         混老頭 ホンロウトウ ・発・ドラ3で、倍満 ・ ・ ・ ・ ・ 万事休すです。





        自分が子だったら恐らくは、ドラを切らずにテンパイを諦めたでしょう。

        しかしなまじ親だったために、連荘することを最優先してしまったための振り込みでした。



        やはり退くべきだったか ・ ・ ・ ・ ・ 

        いやいや、“レバタラ” はよしましょう。

        これがマージャンなんですよね。




        今回もマージャンに魅了されました。






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