23日の定例会のことです。
今回は都合18名も集まっていただいたので、4卓設ける事が出来、その中で2人抜けで行っていました。
3度目の半荘のある局で、途中から参加したH田さんと、本日初めて同席しました。
H田さんは 第43話 でご紹介しましたが、この4月に行われました“3周年記念 終日お楽しみ じゅうしまつ会”
に於いて、見事(!?)大会特別賞を受賞した、ある意味とてもマージャン巧者な方です。
で、そのマージャン巧者のH田さんがボヤくのです・・・。
『あ〜〜〜っ! 今日は全然ダメっ!!』
まあそうはいっても、マージャンなんてダメな方が多いはずなので、聞き流していたのですが、
よくよく聞けば、今日はまだ一度もアガれていないとのことでした。
実は偶然なのですが、私もこの日ここまで一度もアガれていなかったのです。
もっとも私の場合は、最近あまりツイていないので、何とも思ってなかったのですが・・・・・。
そこで私がH田さんに
『何だ、H田さんも“ヤキトリ”ですか』 と言ったところ、上家の女性の方から
『“ヤキトリ”って何のこと?』と言ってきたのです。
オールドスタイルで打ってきた方ならご存知でしょうが、健康マージャンでは“ヤキトリ”は
存在しません。
ですから、『“ヤキトリ”って何?』 と思うのも当然でした。
そこで、『一度もアガれていない時の事をいうんですよ』 と、その方に説明したところ、
『でも何で“ヤキトリ”というのでしょうか?』 と、更に尋ねてきました。
そういえば・・・・・アガれないことを“ヤキトリ”とは教わってきたものの、その由来というと
聞いたことはありません。
何で“ヤキトリ”っていうのでしょうか・・・・・?
気になって調べてみました。
【ヤキトリ・焼鳥】
半荘において一度も和了っていない状態。もしくは、その状態にある人の事を指す。
鳥は普通なら飛び上がることができるけど、焼き鳥は飛び上がれない、つまり“アガれない”
ことから由来している。
現在ではローカル・ルールとされていますが、半荘開始時に全員が焼き鳥マークを卓上に置いておき、
和了った人から順にそのマークを外していき、終了時まで焼き鳥マークを持っていたら罰符を支払う、
というのが“ヤキトリルール”です。
今ではマージャン牌のセットの中にも、あまり置いてない“ヤキトリマーク”ですが、
私がマージャンを覚えた頃は、当たり前のように存在していましたし、この“ヤキトリルール”も
当然のように採用されていました。
そうなると“ヤキトリ”にでもなろうものなら、“ヤキトリ”になっていない人に対し、一万点づつ
支払わなければならないので、とにかく“ヤキトリ”だけは避けようと必死になったものでした。
あれから時が過ぎ、“麻雀”から“健康麻将”になり、“ヤキトリ”もローカル・ルールとなって
落ち着いた環境が保障されています。
もうアガれないことにビクビクすることはありませんし、卑下することもありません。
焦らずゆっくりと、マージャンに勤しもうじゃありませんか!
“麻将”を“人生”と読み替える由縁とともに・・・・・。