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 管理人の独り言 《第133話》 



     Break Time (その13) 





        この8月15日に定例会がありました。

        世間はお盆真っ只中です。


        開始15分前に私が会場に到着した時は、2人しかいらっしゃいませんでした。

        いつもなら4〜5人は集まっているのですが、流石にお盆の時分では無理も

        ないでしょうか。



        少々心配もしましたが、おかげ様でこの日は16名の参加をいただきました。

        本当に感謝です ・ ・ ・ ・





        しかし ・ ・ ・ 8月の土曜日定例会は、この日が最後なのです。


        ということは ・ ・ ・ 今月はもうマージャンが出来ないということです!!


        まったく、何んと言うことでしょう!?


        でも仕方ありません。

        8月後半は村でも行事や催しがあるので、そちらが優先されてしまうのです。


        しょうがないので、こんなときは “Break Time” といきましょう。




        前回の “Break Time(その10)” で (第115話参照) いずれ焼酎を試してみたいという

        お話しをしました。



        もう30年近く前のことです。

        仕事で半年程、沖縄に行っていたことがありました。



        それまで本州から出たことのない自分にとって、仕事とはいえ沖縄に行けることは

        とても楽しみにしていました。



        季節は旬を外したとはいえ、まだ9月。

        那覇空港を降りた時は、日差しが肌に突き刺すような痛みを覚えました。

        それまでとはまったく違う感覚に、あらためて沖縄に来たことを実感しました。



        しかしそこはそれ、仕事で来ているので、早速現実の世界に引き戻されました。

        すぐに仕事場に行き、次の日からは朝8:30分から夜の11:00分までの拘束(!?)

        生活が始まりました。

                    (但し土曜日だけは、17:30分の定時に帰らせてくれました。)



        休日は週1回の日曜日のみでした。

        それでも本土とは明らかに異なる、温かく穏やかな現地の客先の人たちに迎えられ、

        きつく忙しい日々でしたが、充実した時間を過ごすことができました。



        沖縄に来て早々、客先の人達は忙しい中、私達のために歓迎会を開いてくれました。

        その席で私達を迎えてくれたものは ・ ・ ・


        グルクン(標準和名:タカサゴ)の唐揚げ、テビチ(豚足)の煮付、ゴーヤチャンプル、

        ラフテー(豚の角煮)、マーミーナチャンプル(もやし炒め)、ミミガー(豚の耳)、

        ゆし豆腐、ソーキそば、ジーマミー豆腐、イリチー(豚の内臓)、ミーバイ(ハタ) ・・・・・



        そして  ・ ・ ・  泡盛です。



        泡盛

           米(タイ米)を原料として、黒麹菌を用いた米麹である黒麹によってデンプンを糖化し、

           酵母でアルコール発酵させたもろみを一度だけ蒸留した琉球諸島産の蒸留酒である。

           単式蒸留焼酎の一種。3年以上貯蔵したものは古酒と呼ばれる。


                                                      Wikipedia より



        勧められて最初に飲んだ時は、正直あの独特のクセに閉口しました。

        基本的に焼酎なので、ある程度クセがあるのは仕方ないのですが、あの泡盛独特の

        クセには参りました



        でも飲み慣れていくうちに、あの独特のクセがなんとも味わい深く感じるようになったのです。

        しかも私の体に合っていたのか、いくら深酒してもまったく翌日に持ち越すことはありませんでした。

        日本酒やビールでは、こうはいきません。

        本当に不思議なお酒でした。



        こうして週末となると、客先や自分の会社の先輩・同僚達と、沖縄の飲み屋に繰り出し

        日付が変わるまで・・・日付が変わっても、沖縄料理をつまみに泡盛を飲み続けていました。






        あれから30年近くが過ぎました ・ ・ ・ ・ ・ 





写真です。



  今回選んだのは 「菊之露」 という泡盛です。


  菊之露酒造株式会社(きくのつゆしゅぞう)は、沖縄県宮古島市に本社を置く

  酒造(泡盛)メーカーです。

  今回は紹介していませんが、「菊之露ブラウン」と「菊之露VIPゴールド」が有名。

  「菊之露」は沖縄県内ではメジャーな泡盛のひとつとされています。


  「菊之露」 シリーズもよくお世話になりました。

  







         では、いただきましょう。


         アルコール度数が30度なので、水割りでいただきます。



         栓を開けてグラスに注ぐ前に、香りをいただきます。

         あの懐かしい独特の香りがします。


         次にグラスに氷を入れ、「菊之露」をいれます。


         「菊之露」と同量のミネラルウォーターを加えます。

         再度、まぜます。


         口に含みますと ・ ・ ・ ・ ・






   う〜ん ・ ・ ・ ・ ・  おいしい  








         独特の香りが鼻腔をくすぐり、広がっていきます。


         味わいはあの頃のままに、懐かしい記憶がよみがえります。


         どこかのセリフではないですが、『 何もかも、みな懐かしい ・ ・ ・ 』 です。




         今まで色々なお酒を飲んできましたが、私の中ではこの “泡盛” がベストワンです。

         味だけなら他のお酒でも美味しいものはありましたが、味プラス “思い出” となると

         ダントツの存在になります。



         全ての味に共通する最高のスパイス ・ ・ ・ それは “思い出” です。



         “沖縄” と “泡盛” に出会えた幸運に感謝しながら、


         「菊之露」 に乾杯 !









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